2021年6月26日 第6期叡王戦 挑戦者決定 トーナメント決勝 vs 斎藤慎太郎 八段

第6期叡王戦は主催者が不二家に変わり、挑戦者決定トーナメントの出場者枠や、タイトル戦の持ち時間などが変更になりました。これまで挑戦者決定トーナメントでは勝つことができていなかった藤井二冠、今期は順調に勝ち進み、ついに決勝の日を迎えました。相手は同じ八段戦のトーナメントを勝ち抜いた斎藤慎太郎八段、角換わりの後手番が藤井二冠がこれまで対戦成績が苦戦している、今期名人戦挑戦者の強敵です。振りごまの結果、先手が斎藤慎太郎八段となり、戦型は角換わりとなりました。

序盤はお互いの研究の形から、斎藤慎太郎八段の工夫で斎藤慎太郎八段が少しリードした局面もあったようです。中盤で抜け出した藤井二冠が、終盤力で間違えずに斎藤八段を退けました。

藤井二冠は現在、棋聖戦のタイトル防衛戦を戦っており、来週から王位戦の防衛戦も始まります。この2つの防衛に成功した場合、8月には史上最年少の三冠が誕生する可能性があります。相手は藤井二冠が苦戦している豊島名人ですので、激戦となるのは必至だと思いますが、なんとか歴史に残る戦いを見せてもらい、記録を達成して欲しいと願っています。頑張れ、藤井二冠!

NO IMAGE

八冠制覇への道

八冠を制覇する事ができるのか?!

CTR IMG