藤井棋王誕生!(2023年3月19日)

棋王戦とはどんな棋戦

棋王戦は1975年度からタイトル戦と開催されており、2022年度で48期目の開催となる。
予選、挑戦者決定トーナメント、敗者復活戦、挑戦者決定戦を行う。挑戦者は棋王と5番勝負を行い、先に3勝したものが新たな棋王になる。

予選は順位戦B級2組以下の全棋士と女流名人、アマ名人が参加する。トーナメント形式で予選が行われ、各組の優勝者8名が予選通過となり、挑戦者決定トーナメントに進出できる。

全棋士と女流名人、アマ名人で行います。予選をトーナメントで行い、その通過者とシード者で本戦トーナメントを行います。なお、本戦はベスト4以上は2敗失格制となり、敗者復活戦があります。挑戦者決定戦は変則2番勝負で、勝者組優勝者は2局のうち1回勝てば挑戦権を得ますが、敗者復活戦優勝者は2連勝が挑戦の条件となります。
棋王とその優勝者が、例年2月から3月にかけて五番勝負を行います。

藤井竜王のこれまでの成績

藤井竜王は第43期より参加しています。

第43期2017年度挑戦者決定トーナメント 2回戦 敗退(4勝1敗)※豊島将之八段に敗
第44期2018年度挑戦者決定トーナメント 2回戦 敗退(4勝1敗)※菅井竜也王位に敗
第45期2019年度予選 決勝 敗退(3勝1敗)※都成竜馬五段に敗
第46期2020年度予選 3回戦勝 敗退(1勝1敗)※出口若武四段に敗
第47期2021年度挑戦者決定トーナメント 2回戦 敗退(1勝1敗)※斎藤慎太郎八段に敗
第48期2022年度藤井棋王誕生!※対 渡辺明棋王(3勝1敗)

 

現在の状況

藤井竜王は第43期から棋王戦に参加していますが、これまでに予選での敗退が2度あるなど、他の棋戦と比べてあまり結果が出ていませんでした。持ち時間が4時間と比較的短いことから、苦手にしている棋戦なのかという印象がありした。第48期棋王戦は挑戦者決定トーナメントからのシードとなって2期目の挑戦となりましたが、挑戦者決定トーナメント準決勝で佐藤天彦九段に敗退となり、敗者復活戦に回ることになりました。ここからは4連勝が必要となるため、今期も棋王戦の挑戦者となるのは難しいという状況になりましたが、そこから伊藤匠五段、羽生九段に勝ち、挑戦者決定変則2番勝負でも佐藤天彦九段に二連勝して、見事に棋王戦五番勝負に進出となりました。渡辺明棋王との5番勝負を3勝1敗で制し、藤井竜王が史上最年少六冠を達成しまいた。若干20歳にしてタイトル通算13期もすごい記録です。名人戦がすぐに始まりますが、史上最年少七冠、史上最年少名人獲得はなるのでしょうか?頑張れ、藤井新棋王!

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