八冠制覇への道

八冠制覇を成し遂げる者は現れるのか?
タイトルを1つとるのも大変なことで、多くの棋士がタイトルへの挑戦すらかなわずに引退していく。2019年8月現在、渡辺明三冠、豊島将之二冠が複数冠を保持しており、事実上八冠へ近い立場にいるということになる。また、実績から言えば、羽生善治九段にも期待したい。現在無冠となっている羽生九段が再びタイトルを1つづつ獲得し、八冠を達成するということがあれば、日本中が沸き返ることになるであろう。

羽生九段が七冠を制覇したのは、1996年2月14日の事である。25歳の羽生善治六冠(当時)が谷川浩司王将 (当時) を破って七冠を達成した。当時は叡王戦は存在していなかったので、全冠制覇ということになる。これは、前代未聞の奇跡とも言える偉業として、大きなニュースとなり、社会現象ともなる羽生フィーバーが起こった。

それから早いもので、23年が経過した。2016年に彗星のごとく登場し、デビューから29連勝という、とてつもない記録を残し、注目を浴びている藤井壮太七段(現在)。タイトルはまだ手にしていないが、新人王獲得、朝日杯連覇という実績を積み重ねており、いつタイトルをとってもおかしくないといわれている。

朝日杯連覇の表彰を受ける藤井七段

藤井七段が最年少タイトルを獲得し、順位戦での昇段を積み重ね、最年少名人の記録を更新し、その先に八冠制覇ということになれば、将棋界もこれまでになく盛り上がることに違いない。ただ、そんなに簡単にいかないということは最近の藤井七段の戦いからも想像がつく。タイトルに挑戦するには、棋戦にもよるが、1次予選、2次予選、決勝トーナメントを無敗で通過する必要がある。当然、勝ち上がるごとに強豪と当たることが多くなり、藤井七段といえどもトップ棋士は容易に勝てる相手ではない。これまで、豊島名人とは3戦して3敗。久保九段には3戦して1勝2敗と苦戦している。これまで驚異的な勝率を誇ってきた藤井七段も2019年度の成績は18勝6敗 (8月24日現在 )で、勝率7割5分である。これでも十分すごい勝率なのであるが、デビュー以来、8割5分近い勝率を積み重ねてきた藤井七段もトップ棋士の壁を感じているのではないか。

今後八冠を達成するものは現れるのか?将棋界の盛り上がり、藤井七段の活躍を期待して、「八冠制覇への道」というブログをスタートし、追いかけることにした。

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