藤井聡太八冠制覇まで(最短で…)
あと 日 時間 分 秒
※第71期王座戦の日程は未定ですが、
※第70期王座戦と同様の日程で行われ、
※第3局が9月26日 17:12に決着し、
※3連勝で藤井竜王が王座を奪取した場合を想定
藤井聡太竜王の2023年度の成績(2023年6月1日現在)
対局日 | 棋戦名 | 対局者 (肩書は対局時) |
順位戦クラス | 手番 | 戦型 | 勝敗 | 手数 | 連勝 | 今期 対局数 |
今期白星 | 今期黒星 | 今期 勝率 |
通算 対局数 |
通算白星 | 通算黒星 | 通算 勝率 |
2023/5/3 | 第81期 名人戦 七番勝負 第5局 |
渡辺 明 名 | 名人 | 後手 | 雁木 | ○ | 94 | 3 | 10 | 8 | 2 | 0.8000 | 391 | 326 | 65 | 0.8338 |
2023/5/28 | 第8期叡王戦 五番勝負 第4局 |
菅井 竜也 八段 | A | 後手 | 対抗 | ○ | 90 | 2 | 9 | 7 | 2 | 0.7778 | 390 | 325 | 65 | 0.8333 |
2023/5/2 | 第81期 名人戦 七番勝負 第4局 |
渡辺 明 名 | 名人 | 先手 | 雁木 | ○ | 69 | 1 | 8 | 6 | 2 | 0.7500 | 389 | 324 | 65 | 0.8329 |
2023/5/1 | 第81期 名人戦 七番勝負 第3局 |
渡辺 明 名 | 名人 | 後手 | 矢倉 | ● | 87 | 0 | 7 | 5 | 2 | 0.7143 | 388 | 323 | 65 | 0.8325 |
2023/5/10 | 第71期王座戦 挑決T1回戦 |
中川 大輔 八段 | A | 先手 | 角換わり | ○ | 87 | 3 | 6 | 5 | 1 | 0.8333 | 387 | 323 | 64 | 0.8346 |
2023/5/6 | 第8期叡王戦 五番勝負 第3局 |
菅井 竜也 八段 | A | 先手 | 対抗 | ○ | 163 | 2 | 5 | 4 | 1 | 0.8000 | 386 | 322 | 64 | 0.8342 |
2023/4/2 | 第81期 名人戦 七番勝負 第2局 |
渡辺 明 名 | 名人 | 先手 | 矢倉 | ○ | 87 | 1 | 4 | 3 | 1 | 0.7500 | 385 | 321 | 64 | 0.8338 |
2023/4/23 | 第8期叡王戦 五番勝負 第2局 |
菅井 竜也 八段 | A | 後手 | 対抗 | ● | 115 | 0 | 3 | 2 | 1 | 0.6667 | 384 | 320 | 64 | 0.8333 |
2023/4/11 | 第8期叡王戦 五番勝負 第1局 |
菅井 竜也 八段 | A | 先手 | 対抗 | ○ | 147 | 5 | 2 | 2 | 0 | 1.0000 | 383 | 320 | 63 | 0.8355 |
2023/4/5 | 第81期 名人戦 七番勝負 第1局 |
渡辺 明 名 | 名人 | 後手 | 雁木 | ○ | 110 | 4 | 1 | 1 | 0 | 1.0000 | 382 | 319 | 63 | 0.8351 |
八冠制覇への道
八冠制覇を成し遂げる者は現れるのか?
将棋の8タイトルをすべてを同時に持つ状態の事を八冠制覇と呼ぶことにする。
棋士にとっては、タイトルを1つとるのも大変なことで、多くの棋士がタイトルへの挑戦すらかなわずに引退していく。2019年8月現在、渡辺明三冠、豊島将之二冠が複数冠を保持しており、事実上八冠へ近い立場にいるということになる。また、実績から言えば、羽生善治九段にも期待したい。現在無冠となっている羽生九段が再びタイトルを1つずつ獲得し、八冠制覇を達成するということがあれば、日本中が沸き返ることになるであろう。
羽生九段が七冠を制覇したのは、1996年2月14日の事である。25歳の羽生善治六冠(当時)が谷川浩司王将 (当時) を破って七冠を達成した。当時、叡王戦は存在していなかったので、七冠制覇で全冠制覇ということになる。当時、前代未聞の奇跡とも言える偉業として大きなニュースとなり、社会現象ともなる羽生フィーバーが起こった。
それから早いもので、23年が経過した。2016年に彗星のごとく登場し、デビューから29連勝という、とてつもない記録を残し、注目を浴びている藤井聡太七段。タイトルはまだ手にしていないが、新人王獲得、朝日杯連覇という実績を積み重ねており、いつタイトルをとってもおかしくないといわれている。

藤井七段が最年少タイトルを獲得し、順位戦での昇段を積み重ね、最年少名人の記録を更新し、、、その先に八冠制覇ということになれば、将棋界もこれまでになく盛り上がることに違いない。ただし、そんなに簡単な事ではないということは、最近の藤井七段の戦いからも想像がつく。タイトルに挑戦するには、棋戦にもよるが、1次予選、2次予選、決勝トーナメントを無敗で通過する必要がある。当然、勝ち上がるごとに強豪と当たることが多くなり、藤井七段といえどもトップ棋士は容易に勝てる相手ではない。これまで、豊島名人とは3戦して3敗。久保九段には3戦して1勝2敗と苦戦している。これまで驚異的な勝率を誇ってきた藤井七段も2019年度の成績は18勝6敗 (8月24日現在 )で、勝率7割5分である。これでも十分すごい勝率なのであるが、デビュー以来、8割5分近い勝率を積み重ねてきた藤井七段もトップ棋士の壁を感じているのではないか。
今後八冠制覇を達成するものは現れるのか?将棋界の盛り上がり、藤井七段の活躍を期待して、「八冠制覇への道」というブログをスタートし、追いかけることにした。