これまでの叡王戦ではなかなか結果を出せていない藤井二冠。今期は決勝トーナメント進出をきめて、一回戦は行方九段との対戦です。昨年から連勝は19連勝でストップしてしまいましたが、その相手が深浦九段。元A級棋士ではありますが、藤井二冠が負ける相手ではないと思っていたので、ショックでした。今日の行方九段も、そういう意味では深浦九段と同じような年齢ですし、油断はなりません。持ち時間が3時間とタイトル戦の中では比較的短い戦いとなる本戦い。藤井二冠は持ち時間を早く使い果たして負けてしまう試合も見られるため、ドキドキしながら見ていました。戦型は矢倉となり、後手の藤井二冠が途中から抜け出し、80手の短手数での勝利となりました。これで今季の勝率も八割(4勝1敗)となりました。八割行っていないと調子が悪いと思ってしまう、なんとも、すごい藤井二冠。来月はダブルタイトル防衛戦も始まるので、目が離せません。頑張れ藤井二冠!