2021年度の藤井聡太王位・棋聖の戦いが始まりました。
振り駒の結果、先手が藤井二冠に決まり、戦型は最近得意としている相掛かりとなりました。序盤から積極的に動いてきた広瀬八段に対して藤井二冠が的確に受ける展開から徐々にリードを広げていきました。受けながら駒が前に出ていった藤井二冠が最後は、取った飛車で王手をかけたところで、広瀬八段の投了となりました。75手の短手数で、2021年度の藤井二冠の開幕戦を白星で飾りました。
昨年度は自身初の最優秀棋士賞を受賞した藤井二冠。昨年度から続いている連勝を18に伸ばし、もう2021年度の最高連勝記録は藤井二冠で決まりかもしれません。ここのところ、上位陣の棋士と当たっても安定した戦いを見せてくれているので、このまま2021年度は負けなし?、とあり得ない期待を抱かせる藤井二冠。本当に夢のある棋士で、同じ時代に将棋ファンとして活躍を見させていただいて、幸せです。ありがとうございます。明日はAbemaトーナメントの初戦の戦い、来週は竜王戦2組ランキング戦の決勝と続きます。今年度はどんな活躍を見せてくれるのでしょうか?目が離せません。頑張れ藤井二冠!