第14回朝日杯本戦トーナメント 準決勝 vs 渡辺明 名人

例年、公開対局で行われる朝日杯本戦トーナメントの準決勝/決勝ですが、今年は新型コロナウイルスによる緊急事態宣言発令中のため、無観客で行われることになりました。会場は例年通りの有楽町朝日ホールで、記者と関係者の方だけが入れる形で行われていました。大盤解説も無観客で行われていたようで、ファンとしては少し残念でした。さて、渡辺明名人とは、先日の棋聖戦タイトル戦で戦って以来となります。一昨年の朝日杯決勝トーナメントの決勝戦でも戦っており、その時は藤井七段（当時）が勝って、二連覇を達成しました。本局は渡辺名人の先手番となり、相掛かりの戦いとなりました。双方の研究手順から渡辺名人が抜け出す形になり、渡辺名人が勝ちの局面もあったようです。藤井二冠の勝負手から、追い詰められた藤井二冠の玉がするすると王手をすり抜け、藤井二冠の大逆転勝利となりました。この勢いで決勝戦も勝って３回目の朝日杯優勝となるでしょうか？頑張れ藤井二冠！