こんにちは。第91期棋聖戦 五番勝負 第4局、藤井聡太七段の2勝1敗で棋聖獲得に王手をかけて迎えました。棋聖を獲得すれば屋敷伸之九段の持つ最年少タイトル獲得記録を更新して、史上最年少タイトル保持者となることで日本中の注目を集める運命の棋聖戦第4局が7月16日木曜日に大阪の「関西将棋会館」にて行われました。5番勝負で行われる棋聖戦第4局では、渡辺棋聖の先手番が決まっており、戦形は矢倉となりました。藤井七段の矢倉の勝率は非常に高く、藤井七段有利で試合が運ぶかと思われました。
序盤からじりじりとした、展開となり、第4局もまたこれまでの3局と同様に緊迫した将棋となりました。中盤では渡辺棋聖がリードしていたAIの評価値も表示されており、渡辺棋聖の壁は高いと思わせる展開が続きました。渡辺棋聖が攻め込んいる展開でしたが、一瞬の隙に藤井七段の攻めがさく裂し、左右からの挟撃が見事にきまり、藤井七段が110手にて勝利ました!ここからは、藤井棋聖と呼ばせて頂きます。藤井棋聖は、17歳11か月でのタイトル獲得、史上最年少タイトル獲得となりました。初タイトル挑戦で初タイトル獲得となり、番勝負での強さを改めて見せつけた形になりました。おめでとう、藤井棋聖。