藤井竜王3連覇、八冠堅持!(2023年11月11日)

竜王戦とは、どんな棋戦?

竜王戦は、優勝賞金が4400万円となっており、将棋界で最高なことで有名な棋戦です。棋戦の序列も名人戦により高い一位で、現在は豊島竜王が竜王を保持されています。

竜王戦の予選はランキング戦という形で行われ、ランキング戦1組からランキング戦6組に分かれて戦います。各組は昇級と降級があるため、毎年メンバが入れ替わります。順位戦よりも多くの人数が昇級、降級となるため、入れ替わりが激しく、実力があればどんどん上位の棋戦に上がっていく事が可能です。上位のランキング戦になるほど、決勝トーナメントに行ける人数も増え、対局料も上がっていきます。

決勝トーナメントは各ランキング戦の上位者11名で戦い、挑戦者決定戦は3番勝負で行われます。

タイトル戦は竜王と挑戦者が七番勝負を行い、先に4勝した者が竜王となります。

藤井竜王のこれまでの成績

第30期2017年ランキング戦6組優勝 決勝トーナメント1勝1敗 ※佐々木勇気五段に敗
第31期2018年ランキング戦5組優勝 決勝トーナメント1勝1敗 ※増田康宏六段に敗
第32期2019年ランキング戦4組優勝 決勝トーナメント2勝1敗 ※豊島将之名人に敗
第33期2020年ランキング戦3組優勝 決勝トーナメント0勝1敗 ※丸山忠久九段に敗
第34期2021年ランキング戦2組優勝 決勝トーナメント優勝
竜王戦4勝0敗で竜王奪取 ※対 豊島将之竜王
第35期2022年竜王戦初防衛(4勝2敗)※対 広瀬章人八段
第36期2023年竜王戦3連覇 (4勝0敗) ※対 伊藤匠七段

現在の状況

デビュー以来ランキング戦を連続で優勝してきているももの、決勝トーナメントではなかなか結果を出せていなかった藤井王位・棋聖。第34期竜王戦ランキング戦では2組でまたもや優勝し、そのままの勢いで永瀬王座との挑戦者決定3番勝負を2勝0敗で勝ち、豊島将之竜王への挑戦権を獲得しました。竜王戦でも藤井3冠の勢いは止まらず、4連勝で竜王を奪取しました。これで藤井竜王が誕生。最年少4冠です。第35期竜王戦は、広瀬章人九段を挑戦者に迎え、初防衛をかけての対局となりました。7番勝負第1局では、広瀬章人九段の完勝といえる内容で、藤井竜王が追いかける展開となりました。藤井竜王の3勝2敗で迎えた、第6局、ここで藤井竜王が負ければフルセットとなる重要な対局でしたが、藤井竜王が見事に勝ち、4勝2敗で初防衛に成功しました。第36期。竜王戦は同学年の伊藤匠七段を挑戦者に迎えて対局が行われています。第1局は藤井竜王が後手番ながら、完璧な差し回しで完勝となりました。終わってみれば、藤井竜王の横綱相撲で、4連勝でタイトル防衛となりました。他の棋士との差はますます広がっているのでしょうか?今後の対局に注目です。頑張れ、藤井竜王!

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八冠制覇への道

八冠を制覇する事ができるのか?!

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