藤井王位4連覇(2023年8月23日)

王位戦について

王位戦は1960年に第1期が開催されれた歴史あるタイトル戦であり、予選、挑戦者決定リーグ、挑戦者決定戦、王位戦7番勝負という形で行われます。

予選はシード棋士(4名)と王位保持者を除く全棋士及び女性棋士2名が参加し、8つのトーナメントに分かれて行われる。各トーナメントの優勝者が挑戦者決定リーグに参加することができます。

挑戦者決定リーグは予選通過者8名とシード棋士4名の12名が紅白2つのリーグに分かれて総当たりのリーグ戦を行い、それぞれのリーグの優勝者が挑戦者決定戦に進むことができます。

挑戦者決定線は挑戦者決定リーグの優勝者が1局のみ対局して、勝った方が王位戦の挑戦者となります。

王位戦7番勝負は持ち時間8時間の7番勝負の戦いである。どちらかが4勝した時点で王位となります。

これまでの藤井王位の成績

藤井王位は第59期より参加しています。

第59期2018年予選敗退 ※大橋貴洸四段に敗
第60期2019年予選敗退 ※山崎隆之八段に敗
第61期2020年藤井王位誕生!(4勝0敗)(対 木村一基 王位)
第62期2021年タイトル初防衛(4勝1敗)(対 豊島将之 竜王)
第63期2022年タイトル防衛(3連覇)(4勝1敗)(対 豊島将之 九段)
第64期2023年タイトル防衛(4連覇)(4勝1敗)(対 佐々木大地七段)

藤井王位誕生!

木村一基王位に挑戦した藤井九段。見事、4連勝で王位を獲得。これで、棋聖と王位の二冠となった。史上最年少二冠にとなり、令和の将棋界においてあらためて実力を証明する形となりました。

藤井王位初防衛!

豊島竜王を挑戦者に迎えてのタイトル戦となりました。これまでの対戦成績で大きく負け越している豊島竜王との戦いとなりました。第1戦は藤井王位が良いところなく敗れてしまいましたが、第2戦で危ないところから1勝1敗のタイに持ち込みました。この勝負で勢いついた藤井王位が第3戦以降も連勝し、通算成績4勝1敗で王位初防衛に成功しました。

藤井王位3連覇!

昨年に引き続き豊島九段を挑戦者に迎えてのタイトル戦となりました。豊島九段もタイトル挑戦まではくるのですが、なかなか奪取とはいきません。藤井王位との対戦成績も当初は大きく勝ち越していましたが、ここ2年くらいは負け越しています。第1戦は藤井王位が良いところなく敗れてしまいましたが、第2戦で危ないところから1勝1敗のタイに持ち込みました。この勝負で勢いついた藤井王位が第3戦以降も連勝し、通算成績4勝1敗で王位3連覇に成功しました。20代での初のタイトル戦での防衛と同時にタイトル戦敗退なしで、初タイトルから2年1カ月の史上最速&史上最年少(20歳1カ月)でタイトル獲得10期に到達しました。

藤井王位4連覇!

佐々木大地七段を挑戦者に迎えての、タイトル戦となりました。佐々木大地七段は、棋王戦の挑戦者ににもなっており、王位戦と合わせて12番勝負となります。棋王戦は3勝1敗で藤井棋聖の勝ちとなりましたが、王位戦はどうなるでしょうか。第1戦は藤井王位が勝ち、、第2戦では佐々木大地七段が先手番で優位を気づきながらも逆転まけとなってしまいました。この勝負で勢いついた藤井王位が第3戦も連勝し、第4戦は佐々木大地七段が一矢報いましたが、通算成績4勝1敗で藤井王位が王位4連覇に成功しました。

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