藤井竜王誕生!(2021年11月13日)
竜王戦とは、どんな棋戦?
竜王戦は、優勝賞金が4400万円となっており、将棋界で最高なことで有名な棋戦です。棋戦の序列も名人戦により高い一位で、現在は豊島竜王が竜王を保持されています。
竜王戦の予選はランキング戦という形で行われ、ランキング戦1組からランキング戦6組に分かれて戦います。各組は昇級と降級があるため、毎年メンバが入れ替わります。順位戦よりも多くの人数が昇級、降級となるため、入れ替わりが激しく、実力があればどんどん上位の棋戦に上がっていく事が可能です。上位のランキング戦になるほど、決勝トーナメントに行ける人数も増え、対局料も上がっていきます。
決勝トーナメントは各ランキング戦の上位者11名で戦い、挑戦者決定戦は3番勝負で行われます。
タイトル戦は竜王と挑戦者が七番勝負を行い、先に4勝した者が竜王となります。
藤井二冠のこれまでの成績
第30期 | ランキング戦6組優勝 決勝トーナメント1勝1敗 |
第31期 | ランキング戦5組優勝 決勝トーナメント1勝1敗 |
第32期 | ランキング戦4組優勝 決勝トーナメント2勝1敗 |
第33期 | ランキング戦3組優勝 決勝トーナメント0勝1敗 |
第34期 | ランキング戦2組優勝 決勝トーナメント優勝 竜王戦4勝0敗で竜王奪取 |
現在の状況
デビュー以来ランキング戦を連続で優勝してきているももの、決勝トーナメントではなかなか結果を出せていなかった藤井王位・棋聖。第34期竜王戦ランキング戦では2組でまたもや優勝し、そのままの勢いで永瀬王座との挑戦者決定3番勝負を2勝0敗で勝ち、豊島将之竜王への挑戦権を獲得しました。竜王戦でも藤井3冠の勢いは止まらず、4連勝で竜王を奪取しました。これで藤井竜王が誕生。最年少4冠です。この勢いを見ていると王将リーグも勝ち進んで、挑戦権を獲得してしまうのではないでしょうか?頑張れ藤井竜王!